2018年4月11日水曜日

まぼろしのへなちょこ16小節

タフボーイ/ TOM CATを歌ってみたんですが、あーいいね、と思いましたよ。





スーパーカー20周年のリリース群についても、すごく動いてくれた方々もいるし、
ファンの方には言いたい事もあるんですが、
バンドに関して何か言おうとすると、口が重くなる病になって、
なにかと時間が掛かかります。


スーパーカー関連では嬉しい事も起こるが、悲しいかな「ちょっと何言ってるか(全く)わからない」ことも起こる。




突然「あんたたち著作権放棄したら?」

と言い出す人が出て来たりさ。

滅多に会わないし、会ったとしてもごく普通に何気ない穏やかな会話をしてきたのが
急に態度を変えてだよー。

作詞作曲者でもない、その労力や費やした時間にも敬意無く。



ハラスメントって言うんですよ。
マウンティングとか。


いきなりなに?と疑問で、
「タイムラインを近くの人に見せていいから、私がなにか無意識に失礼なことをしたポイントがあるのであれば指摘して欲しい」と申すも、無。


自分の精神のために、これは全く知らない遠くの島のゴンザレスっていう人だということにしておく。



同情して欲しいって訳じゃないんですよ。

そういう遭わなくていい出来事がやってくるから、
時々バンド関連って、なんと言ったらいいか分からなくなる、という事実です。

やりきって終わったのに、これ以上スーパーカーで疲れたく無い。

タフボーイなんだけど、疲弊する意味も少し「ああ..」位で分かっていただけたらと思います。



だから応援に助けられるんですよ。
ほにほに。


こういう企画は、自分たちから企画を出してやっているわけではないんです。
「こういうものを出したいのでご協力ください」と、
提案を受けて「そうですか、それならばより良いものにしたいですね...」とギブ&テイクで相談しながら成り立つ。


スタジオ作業のことをよく知っていて、思い出してサンレコでコメントしてくださっている益子さんやまりんさんとか、
20周年の企画でジャケットを構成し直してくれたている木村さんや宇川さんや、
音を再び調整してくれていたり、
円滑にしようとしてくれているスタッフさん、とかいるわけです。

感謝です。


作品だけじゃなくて、ジャケットが決まるときとかも覚えている。

やっと、レコードシリーズもリリースされた。
ちょっとずつある記憶は記せるかな。自分の記憶が消えないうちに。
てかいつまで覚えていられるかな?って歳になっていくよね。

とりあえず、レコードの企画もよく出来ていると思う。

大切に聴いてくれてる人達がいるからです。













蕪島神社が再建中みたいだ。嬉しい。
なかなか着工されなかったもの。


海の前ながら、震災時には直接の被害は免れたが、2015年に火災で全焼してしまっていた。ここの神様は弁財天。



2016年にお誘いいただいた東北のお祭りで、割り当てられた自分の歌うパートの部分の歌詞に「蕪嶋」を入れた。
お祭りのその一日のためだけのパートで、記録にも残らないし誰も知らない。


自分の人生に、そういう地元のお祭りで地元についての歌を...っていうのは、

「無い」と思っていたから、
「あった」なんて、

災害という出来事はやっぱり大きいんだろう。
喜怒哀楽のショックとかそういうことではない。

自分の中の予定に浮かばなかったことが、ある。ということ。
パラレルのような感覚もある。


記録に残らない、その時だけ歌。
綿飴とか雲みたいなパート。
なんとも北で歌うっていうのは自分にとっては特別なことすぎて、
へたで歌にもなっていなかったんじゃないかなとも思う。


誰が聴いたかって、多分誰にも聴こえてなかったんじゃないかな。
ほんとそう思う。


「お祭り」という特別な大きな祈りが含まれることに参加するにあたって、
私の場合、普段の「自分を消す」ことがまず思い浮かぶ。
自己表現の場とは違う。


自然に空の方に向かう(しかない)。

たぶん、人間ではないなにかに動かされるかんじとか与えられる感じと思。
なんか大自然の鼻息みたいなものに吹かれたかんじ(なにそれ)


稀に起こる、残らない、空に消えていくまぼろし。
こういうのは2回無い。地元以外では無い。というのがそうなのだ。
自分じゃなくていいんだけど、自分でよかったのかも。と思う。

自分の心の日記の中で記録だったりするんだろう。


なんとも、誰も興味の無い話である。

小さなお話に耳を傾ける方にお伝えしたい話だ。






とにもかくにも、その時は消えていた蕪嶋神社が新たに再建中ということで、
とても嬉しい気持ちでいる。













さて、フルカワミキ÷ユザーン「KOUTA LP」発売になりました。

気に入ってくれた方がいましたら、伝染方式で御願い致します。

「÷」は、ユザーンさんが付けました。

「×はありがちだよねえ...割ってみようか」「割ってみますかー」

というノリです。


ユザーンさんが前にツイッターに書いていた
「ハイボールも”割る”から美味しい(と私が言っていたというやつ)」くだりは、

「÷」がいかにもネガティブな響きにならないように笑、なんとなくお酒の例えで言ったので、

実はハイボールおいしいと思った事あんまりな...(パキューン)



ユザーンさんはインド行ったりツアー行ったり、
アー写撮らないと...と言いながらなかなか会えずに撮れないでいるわけですが、

今んところ、このユニットの目標はアー写を撮るっていうところです。




ユザーンさんから「ジャケット可愛いからって買ってくれた人がいたよ」と、ツアー先からご連絡くれましたよ。



ジャケットには... 気付いた方もいらっしゃいましたね。

川越の時の鐘と空や川のグラデーションのうねりの中、ウミネコがデザインされています。

鳥ですから、デザインされているように川越の空や川を越え、八戸を越え...いろんな所で親しまれたら良いなと。

ちなみに、蕪嶋神社の弁財天の使いの鳥とも言われています。



というわけで、

ユザーンさんのインドの楽器で八戸と川越の音楽を、名古屋の食品まつりくんやドイツのOvalがリミックスして、十和田出身のナカコー、東京育ちの益子さん、
八戸小唄を出すきっかけを作ってくれた福岡のカセットレーベルの三沢出身duennさん、
と、
様々な土地出身の人達が、風土にまつわる音楽に関わっていただき完成した作品...


まず、私のショップからの初出荷は、まさかの外国。

飛ぶねえ。


海外の方は、アナログだからCDより送料かかるのだけど、

皆「全然オッケー。新しい音を楽しみにまっていたから手にできることが嬉しい」とお返事をくれる。

つい最近、MoshiMoshi,Kikoemasuka? もポーランドからオーダーされていたんだけど、
その方のメッセージも、なんかさあすごく嬉しかった。。。


”It always makes me happy and helps me find courage to try harder to ocercome various difficulties in life. "

って書いてあった。

自分の作品を、真剣に受け止めてくれているのが嬉しい。

You makes me happy, too.




音楽を買う、聴く、という行為を大切に思う人ってどの世界も共通している気がする。
丁寧で、信じてくれていて、ストレートに愛を伝えようとしてくれる。




カセットの次にアナログとか...申し訳ないんだけど、

「作りませんか?」と、きっかけをいただくのがこういうものばかりだから;;。

カセットもアナログも、きっかけをいただいて作品とさせていただいています。

きっとこういう流れは正しいと思う。



どちらもお持ちの、音楽アイテム自体への愛も深い方に向けて、
カセットと連動するデザインにしています。

手にして、お家に帰って、かけてみるのにうきうきしてもらえたら。


「疲れたな」って本気で思った事がある人に聴いてもらいたいです。
自分がそういう時期が長かったから。


珍しい物体として、お手もとに置いてやってください。



生活の文化嗜好品だと思って、カッティングチェックもさせてもらったし、溝から音がなるものですから、
構造自体がそりゃ違うわな〜という面白さがあると思います。





BAKE CAKES SHOP.→  http://miiicom.theshop.jp/items/10679570